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スナイプのプリベンド

今日はプリベンドについてです。

ベンドが増えるほど、セールは開いて浅くなり、減れば逆になります。

 

ノースセイルのチューニングガイドには、

6ノット以上なら、45-55㎜

それ以下なら、スプレッダーのレングスを伸ばして、60-65㎜

と書かれています。

 

基本的にこの値の中に収まっていれば、極端に変なシェイプは出ないです。

ほぼ変わらないと思います。

というか、その差を実感できなかったというか、そのレベルには達さなかったです。

 

僕は6ノット以下でも、レングスやピンを変えずに、50弱くらいで走っていましたが、学生レベルではそこまでの差を感じることはありませんでした。

 

唯一、琵琶湖のような、軽風でフラットな海面では、プリベンドが威力を発揮したように思います。

 

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ベンド43のシェイプ

上の画像は、ベンド43の時のシェイプです。

もう少しメインを引いても大丈夫だけど、もうすぐ詰まってしまいそうな見た目です。

 

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ベンド65のシェイプ

こっちはベンド65のシェイプです。

古いセールなので一概には言えませんが、トップを開かせたまま、メインをより引き込めているように見えます。

結果、セールをより浅くすることができ、フラットな海面でより上りをとれる走りができました。

 

結論

ベンドは、メインの開き具合と深さに影響する。

値はチューニングガイド通りで問題ない。

フラットな軽風コンディションなら、増やすオプションを試すのはあり。

 

学生レベルだったら、ここにそんなにこだわる必要はないと思います。

とりあえず値はチューニングガイドの範囲に入れて、他のところを気にしましょう。