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もと京大スナイプリーダーが技術・チーム作りを発信

ヨット技術-基本

ヨットの第一原理って??

「われ思う、ゆえに我あり」 哲学に詳しくない人でもこの言葉は聞いたことがあるかもしれません。 近代哲学の祖であるフランスの哲学者、ルネ・デカルトが残した言葉です。 あらゆるものを疑って疑って疑いまくった結果、唯一残ったもの。 それが疑っている…

ジブについての考察②

ジブについての続きです。 この記事では、ちょっとマイナーなとこも含めて考えていきましょう。 フォアプラー フォアプラーはよく使うと思います。引くとマストの下の方が押されて曲がります。 そうするとベンドが増えたのと同じような感じになるので、メイ…

ジブについての考察①

クローズを走らせるうえで、ジブは非常に重要な役割を持っています。メインに入る前にそもそもジブに風が流れますし、正しい形を作れないと上り角度も全然違ってきます。 ただ、正しいジブの形=シェイプについて、ズバっと答えを言い切れる人はそこまで多く…

<ヨットの基本>タックで意識すること(オーバー)

前回の記事では、ロールタックについて書いたので、今回はロールの必要ない風域でのタックについて書いてみます。(スナイプ) スナイプだと飛びタックとかとも言われると思います。 www.youtube.com ラフでのティラーを切る速さは適切か? ラフでメインを引…

<ヨットの基本>タックで意識すること(軽風)

この記事は、タックで意識すること、というか僕が意識していたことについて、書いていきます。 ヨットに乗りたての新入生や、動画を詳しく分析したいセーラーのお役に立てればと思います。 参考程度に、たたき台として、僕の動画を載せておきます。 これが、…

感覚と知識と言語化③

このシリーズは、一つの記事に収めるつもりだったんですけど、気づいたら三つ目になっちゃいました、、。 前回までの記事の要点。 ・知識量で勝敗は決まらないが、キーになるときもある ・あまりにも知識がないと、知らんうちに損することになる ・感覚はヨ…

感覚と知識と言語化②

前回の記事では、知識についてばっかり書いてしまいました。 知識で差が出ることもありますと言いました。ただそんなレベルで、インカレの勝敗を決するような技術力の差は生まれません。 スピードがあればメインを引き込むという知識があっても、自分が速い…

感覚と知識と言語化①

突然ですが、 みなさんの周りには、知識を詰め込みまくった頭でっかちセーラーが多いでしょうか? それとも、 知識とか理論とか関係なく、感覚的に走っているセーラーの方が多いでしょうか? すべての選手がこの2パターンに分類されるわけではありませんが…

<ヨットの基本>コース

この記事では、コースの基本について書いてみます。 といってもアップウィンドのコース取りのセオリーはこの記事に書いているので、この記事ではほんとにさらっとだけ。 snipo.blog 今まで書いていたのは、全部アップウィンドを前提としていたので、この記事…

<ヨットの基本>クローズ帆走(スキッパー)

帆走の基本ということなんですが、要素が多すぎて何から書いたらいいのか難しいです。 人によっても、これが一番基本や見たいなものは違うと思います。 ので、いつも通り、僕にとってはこれが基本やでみたいな、主観まみれの記事を書いていきます。 スキッパ…

<ヨットの基本>クルーの動作

今回はクルーの動作について書きます。 動作についての説明は、前の記事に書いているのでそちらをご参照ください。 クルーの動作といってもスキッパーと被ってしまうところも多くなってしまうので、スキッパーの記事に追加でクルー特に大事だよってことだけ…

<ヨットの基本>スキッパーの動作

この記事では、ヨットの基本ということで、スキッパーの動作ってどうやったら上手くなるんやろな、ってことを中心に書いていきます。 基本なので、情報量を絞って要点だけを書いていきたいと思います。 これも意識してた方がええよ!ってことがあれば追記し…