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スナイプのレーキ

今日は、レーキについてです。

 

レーキを増やせばウェザーが減り、

レーキを減らせばウェザーは増えます。

 

ノースのチューニングテーブルには、6530-6550mmと書いてあります。

その値の中やったら、基本的におかしなヘルムにはならないでしょう。

4mくらいのクローズで、しっかり起こした時に、軽く抑えられるくらいのヘルムになればなんでも良いと思います。

 

このレーキに収めてもヘルムがおかしい場合は、マストステップの前後位置がおかしい可能性があるので、マストステップの位置を確認しましょう。

 

レーキはヘルムを決めていると言いましたが、レーキでブームの高さも変わります。

よって、レーキの大小でシェイプも多少変わります(この変化によるボートスピードの変化を実感したことはありませんが)。

 

レーキによって、デフォルトのブームの高さが決まるので、吹いてきた時のクローズで上がるブームを何で下げるかは重要です。

 

メインシートで下げた場合は、下方向のみでブームを下げるので、サギングはしません。ピンアップして、レーキが増えテンションが落ちても、トラベラーシーティングで走れるのはこのためです。

 

一方、バングで下げる場合は、マストを前にも押すので、サギングします。レーキが高く、ブームも高くなっている場合、それをバングで下げようとすると、バングを大量に入れる必要があり、適切なリーチテンションになる前に、サギングが大きくなり過ぎてしまうことが起きます。バングシーティングで、ピンを上げずに下げて走る人がいるのはこのためです。

 

吹いてきた時のピンアップ・ダウンの話はややこしいので別の記事にします。

 

結論

レーキを変えるとヘルムが変わる。

順風でフラットにした時に、軽く抑えられるくらいのヘルムになればOK。

 

波がよほど汚い時や、ピンアップやダウンをする強風コンディション以外は上のレーキに合わせておけば、学生レベルなら問題ないです。