お久しぶりです。
僕の技術なんて踏み台にして、さらに上を目指して欲しいと思いますね。
後輩が最短で上達するには、巨人の肩に乗るのが一番手っ取り早い方法というか、それが割と当たり前なんじゃないかなと思います。
もちろん、自分なりの技術というか自分で考える部分は絶対に必要ですし大事なことですが、それはある程度のレベルに達してからすればいいわけで、逆にそうしないと今ある最先端の技術を超えることは難しいんじゃないかなと思います。
できること
いろいろ愚痴っぽいことを書いてしまいましたが、京大以外の大学の練習を見ていてそんなようなことを思いました。
僕が見た大学は10校弱と少ないですが、他の大学にもきっと当てはまることなんじゃないかなと思います。
知識を得るためにできること
最初に書いたことの①の知識つまり本に書いてあるような知識ですが、これすら知らない人たちがたくさんいるのも事実です。それで負けるのは言い訳すら空しいですね。本を読みネットをあされば終わりです。
知識があれば勝てるわけではないです。でも、短期間で速くなろうと思ったら、速い人のまねをしてそっから自分の技術を積み上げる必要があります。何を実践するか?というための知識です。
②の知識に関しては、前記の通り遠征がとても役に立ちます。
それ以外にも今はSNSがあります。
速い人に直接コンタクトをとれる機会はちょっと前の時代よりも格段に増えてるわけです。
それを存分に使うと良いんじゃないかな。僕も現役のころは、他大学の速い人に動画を送って見て貰ったりしてました。
技術の伝承のためにできること
これも大学によっていろんな方法があると思います。
京大はヨット部における卒論的なもの(FULLSAIL)があるので、卒業生がそこに技術を書き残していきます。
また、大学院に残る人や留年生が学生コーチとして練習を見たりして、技術を伝えたりしています。
それ以外にも、例えばSNSで聞くとか、引退する前に質問責めにして、技術を絞り出すとか方法はいくらでもあるわけです。
最後に
ひと昔前なら、技術に関する知識量の差や質の差で勝敗が決することはあったでしょう。
でも現代においては、そうなんだろうか?と思ってしまいます。
これだけいろんなネットワークが発達して、いろんな情報が手に入る社会ですよ。
きっと、その部分で昔ほど大きな差は生まれないんじゃないかと思います。
少なくとも僕が見た限りでは、現状で伸びしろは半端なく残ってます。
より多くの大学がより多くの情報を得れるようになればインカレはもっと面白くなるんじゃないかなと思います。経験者だけが走るなんてレースは少なくなり、より多くの人に可能性が開かれるんじゃないかなと思います。
勝敗において、いかに得た情報を実践に移し、自分たちに合った形にカスタマイズできるかが重要なファクターになるんじゃないでしょうか。
そして、インカレではそのスキルに加えて、チーム・組織としてのスキルが試されます。
そしてそれは体育会ヨット部という枠にとらわれず、とても良い経験になると思います。